■ナッチャンRera - 新たな「船旅」を東日本フェリーから。
残念ながら運行を中止してしまった、青森~函館を結ぶ東日本フェリーの高速船「ナッチャンRera」「ナッチャンWorld」のサイト。
何がいいって、写真がいい。
普通、こういった乗り物は「足」なわけだが、写真の見せ方が「エンターテイメントとしての乗り物」を表現している。
サイトの作り自体はシンプルなものの、写真の使い方・レイアウトについては勉強になるだろう。
20081105
[+/-] |
写真とレイアウトがよければ、決まるな。 |
20080803
[+/-] |
商品コンセプトにあったサイトの“空気” |
■風と太陽と水と。ダイワハウス 風流鯨
大和ハウス工業が販売する、小型風力発電機、『風流鯨』のブランディング/商品サイト。
商品そのものが、すばらしいプロダクトデザインを持っているうえ、
サイトのデザインがその商品のコンセプトを体現しているような“空気”感を醸し出している。
例えば、トップやコンテンツ間のトランジションに用いられる手書き風アニメ、BGMなど、複数の要素によって、それらが生み出されている。
WEBサイト、特にブランディングサイトは「企業パビリオン」みたいなものだと思う。それゆえに、このような「サイトの“空気”」のデザインは非常に重要だ。サイトはエクスペリエンスを与えることができるからこそ、エモーショナルな点も計算に入れなければいけない。
20080119
[+/-] |
レイヤー的に考える/Widgetはこう使う |
■FOX: Terminator-The Sarah Connor Chronicles
つい最近全米で始まった、Terminatorのスピンオフ・TVドラマ「The Sarah Connor Chronicles」のサイトより。
最近では over-lay 広告をめっきり見かけなくなってしまったが、サイトのデザインには使えるなと思ったのがこのサイト。正面の女性(サイボーグ)の部分は後ろのメニュー部分に対して前面にある、というレイヤー的なデザイン構造。それがこのシンプルなサイトの表現性を高めている。ただ、こうした構造が成功するには、前面レイヤーにあたる over-lay の部分よりも、その背景にくる部分のデザインがしっかりしてるかどうか、にかかっていそう。
またこのサイトでは widget の配布を行っているが、なるほど、こうゆうのを配ればそりゃいいよね、と。
勉強になります。
20080115
[+/-] |
怒れるハンバーガー!! |
■BURGER KING: ANGRY-GRAM
BURGER KING と Chrispin Porter + Bogusky の組み合わせでまた面白いこと始めてます。
同社の売れ筋商品である、WHOPPER のキャンペーン。
怒りのメールを書くと、それがハンバーガーになって相手に届き、その相手がメールを開くと、怒れるWHOPPERがしゃべりだす、というもの。普通、広告のキャンペーンって「怒り」とかそういう否定的なものは使わないんだけど、やっぱりそこは、CP+B、うまく仕上げています。
また、メールの内容入力画面で、頭文字をいれると suggestion となる単語が出てくるなんて機能もあります。これは Google Suggest からヒントを得たのだと思いますが、こういったUIも大事ですね。ユーザーが使いやすいキャンペーンサイトって視点でもよくできています。
20080113
[+/-] |
カーソルで操作させる |
■ HONDA CROSSROAD MESSAGES
HONDAのSUVのブランディングサイト。
同車のベネフィットにまつわる18のメッセージを探すようになっている。
おもしろいのは[->](=右カーソル)で遷移させること。
マウスでクリック、だけでなく、色々なキーを押させるのも手だが、ひとつのキーだけ、というのがよくできている。
押し続ける=ユーザーの意識が画面に行く、ってこと。
[+/-] |
数多くあるよ、の空間表現するならここまでやらなきゃ? |
■ PS3 Games Universe
Playstation 3 のゲームタイトルを紹介するサイト。
おそらくゲームタイトルは多くなったよ、とかそういう意味合いで作ったのだろう。
空間表現をするなら3D的な奥行き表現が「量」の表現をしやすいのか。
ひさびさにフルスクリーン化されるサイトを見ましたが、やっぱりブランド世界に引きずり込まれやすい。
[+/-] |
テレビ的表現でテレビでできないことをやる |
■ La securite integrale de Mercedes-Benz
Mercedesの安全性を説明するブランディングサイト。
オープニングの未来的な映像も秀逸だが、その後のインタラクティブな説明ムービーが秀逸。
サイトの構成はディレクトリ的な構造で考えすぎるきらいがあるが、このようなインラインに展開するものもものによっては可能だし、積極的に使うべき。
いってみれば、テレビ的表現でテレビでできないことをやるってこと。