"Flash Earth"
Google Maps / Microsoft Virtual Earth などなど、複数の地図(しかもサテライト&航空写真のもの)を切り替えてみることのできる flash で構成されたサイト。これすごいわ。
同じ作者が作った、プラネタリウムも超ヤバイ。
Google Earth とかのAPI利用したサイトって生真面目なのが多いけど、こういうの、もっと増えて欲しいなあ。
20061112
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複数の“地球”を切り替えてみることができるなんて |
20061106
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縦と横、だけにとらわれないように。 |
"Texas Chain Saw - Beggining"
『悪魔のいけにえ』のリメイク版『テキサス・チェーンソー』の続編の公式サイト。
それぞれのメニューをクリックしたときのトランジションに注目。
画面の遷移は、縦と横、画面の切り替えだけ、だと思ってると創造力に限界を与えてしまいますよ。
モニターの上下左右のサイズ、ディメンションだけにとらわれなければ表現は拡がるはずです。
20061003
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なぜ、最近のブランディングサイト、キャンペーンサイトはわかりにくいか~ちょっと挑戦的なエントリ |
Coke Blak のサイトを、何人かで見渡していたところ、共通して出てきたコメントが、
「最近のブランディングサイトとかキャンペーンサイトって訳のわからないの多いよね。このぐらいシンプルなところで追求してほしいのに」
だった。
どうもですね、WEBまわりも含めたキャンペーンやブランディングを追求してきた人間にとっては、「従来のクリエイティブの連中が入ってきてからWEBが訳わからなくなった」という感じを持ってる人々が多いですよ。これ、まったく同感。
よくあるのが、
「CMで伝わらないことを、WEBにつっ込む」
という、情報及びデザイン過剰な例。
あるM君いわく、「誰も読まない雑誌」と化している。
僕に言わせれば、「CMで伝わらんのやったらそもそもそのCMあかんやろうっ!」
また、広告業界の制作者は、「人に刺さる」といった表現を使う人がいたりするが、「覚えてもらう」とかにはそれでいいかもしれないが、WEBの世界はやはり、experienceやretentionを得意とするところなので、「刺さる」ではなく「人を動かす」ための設計をしなければならんのだ。しかしその点において、従来の制作ははっきしいって、(媒体に入稿するだけであって)直接消費者と向き合う場なんてなかったからこのあたりの「作法」を知らない。
それで色んなことをWEBにつっ込んでしまうあげく、うまく行かないわけだ。
最近、昔に比べて、FLASHのクオリティも上がって、なんでもできるようになったけど、昔より、面白いサイト、減ったと思いませんか?皆さん。
それはきっとみなさんの目が肥えたからだけじゃあないと思いますよ。制作側にちょっとしたコンフリクトが起こっているんじゃないかなあ、と僕なんかは思います。
こういう状況みてると、そっち(コミュニケーションプラニング)の世界に戻ったらまだまだ活躍できるなあ、戻ろうかなあとか“郷愁”を感じます(笑
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Coke Blak のサイトはよくできてるぞ。 |
"Coca-Cola Blak"
キャンペーンサイトとしての完成度が非常に高いサイトを久々に発見した。
恐らくこのサイトを見ると、なんら(業界人が好きそうな)インタラクティブなシカケがないので、多くの広告人は、えーおもしろみないじゃーんとか思うかもしれないが、ほんとに秀逸である。いくつかポイントをあげると...、
(1)サイトを訪れたときに流れ出すBGM~これまでのCokeと違ってオトナな飲み物が Blak である。そのために視覚的要素のみならず聴覚的にも訴えかけてブランディングを行っている。しかもその仕組みが優れていて、コンテンツ間を動き回っても音楽プレイヤー部はずっと定位置にあり、音楽が途切れることがない。これによって、リズムに乗りながらサイト内を回遊することができる。この音楽こそが、ブランド・エクスペリエンスを成り立たせている。この点WEBならでは。
(2)バイラルに拡がるシカケとセキュリティ~"spread the world" という"send to friend(友達に知らせる)"機能がもちろん存在する。しかし、これが相手先に単なるテキストメッセージで届くのではなく、htmlのメールとしてビジュアル化されたポストカードが届くようになっている。これによって、届け先での注目率は非常にあがる。また、この機能を使う際には、一メッセージごとにコードを入力しなければならない仕組みになっているため、その分、大量のスパム化を防いでいる。
などなど。。。
注目です。
ちなみに僕はこのサイトから入手できる、スクリーンセーバーのクールさに脱帽。
あ、実際飲みましたけど、オトナな coke です。結構好きです。日本でも早くでないかなあ。
20060926
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血液で地球を救え! RED DEFFENDER 物語 |
"BLOODSAVES.com"
正義の味方 RED DEFFENDER が活躍するアメリカン・コミック風のサイト。
でも中を見てみるとこれが、献血促進のためのキャンペーンだったりする。作りも面白いけど、メッセージ性も強い。しかし、コミック風のプランにしたところが、どんな若者でも受け入れられやすい、インターフェースになっている。そう、ここがポイント。Webサイトの面白いところは、「ユーザーに受け入れられやすいインターフェース」に仕上げられること。だからこそ、「どういったテイストが気に入られるのか?」をターゲットごとに練らないといけません。
ところで、1パイントの血液で、3人の命が救えるって知ってました?
20060824
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バドワイザーのユーザー参加型サイト |
" Budweiser Select "
Budweiser によるキャンペーンサイト。ユーザーが phot hunt して参加することもできる。
画面の左部の路線図が各コンテンツへのリンクになっていて、各コンテンツ間を移動するときには列車にのって移動しているようなインターフェースもついている。
これもエクスペリエンス。
20060723
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登場人物になる、エクスペリエンスなメニュー構造 |
"Casino Royale 007"
007の新作「カジノロワイヤル」のオフィシャルサイト。
登場人物としてカジノの席に座ったようなインターフェースとなっており、座席上のカードがメニューとなっている。つまりこのサイトに入った時点でサイト来訪者は作品中の登場人物となって参加させられており、カードを引かざるをえない、といったエクスペリエンスサイトになっている。
20060620
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マウス以外 |
"Project Gotham Racing 3"
このサイトのよく出来ているところは、サイトのデザインそのものではない。そうではなく「インタラクション」そのもののデザインである。多くの人が所与のものとして「マウス操作」を前提にサイトを作っている。しかしながら、ユーザーの目の前には多数の「キー」が並んでいるのであって、それもインタラクションのデバイスに利用することは当然可能なのだ。しかしみんなが使っていないのはなぜか? 結局フレームにとらわれてしまっている、ということなのだろう。新しいアイデアやチャンスは、意外と身近にあるもの。でもそれに気づかないのは、自分で自分の頭に狭いフレームを設定してしまっているからなのである。
20060612
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音を楽しむ=音楽のインターフェース |
"musicovery"
ジャンルを選ぶと一枚のリミックスアルバムのような web radio ができるサイト。flashベースのインターフェースがアナログなのがいい。ambience/dance と、同じジャンルでもどちらか選べるのがいい。曲順の見せ方がいい。など、音を楽しむ=音楽なのだということをインタラクティブなビジュアルから学べるサイトです。
20060610
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期待感をゲージに。 |
"HUCIN' CHICKEN - EXTREME AIR"
毎回話題を振りまいてくれるバーガーキング+"Crispin Porter + Bogusky"の新しいキャンペーンサイト。今回は「空飛ぶチキン」。エクストリームスポーツの選手にきぐるみ着せて飛ばしてるだけ!なんだけど、このサイトの見せ方で上手いのは左にある高度計=ゲージ。上に上がっていけばいくほど難易度の高い技が出てくる模様。実際の「高さ」、技術の「難易度」だけでなく、見ている人の「期待感」までこのゲージだけで表現されてるところが上手い。
20060522
20060521
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いわゆる“マルチメディア”な感覚の大事さ |
" wiiik "
「マルチメディア」という言葉はすっかり死語になってしまったが、その試みは、ひとつのプラットフォーム上で複数のメディアが使えるという、メディアのインテグレーションと考えられる。Webのデザインにおいて、音・2Dイメージ・3Dモーションがうまく融合し、かつそこにインタラクションのうまい設計が入れば、非常にアトラクティブなサイトができる。
この WiiiK はそれらに加え、水彩画的な背景etcを用いてアナログ的な感覚も持ち合わせた秀逸なサイトになっている。
20060512
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いじること、なにもしないこと、でエモーショナルに感じる |
"Forgotten War"
コンゴ紛争=忘れられない戦争を扱ったサイト。
サイトの中に、戦争の写真や、戦争についての色んな人のコメントがちりばめられている。
銃撃の音に連動した画面の動作、クリックしたときのメッセージの移り変わりなど、いわゆる「インタラクティブ」な部分もよくできている。しかし画面に対して何もしなくても、画面が話しかけるかのように、銃撃音や口笛などの様々な音が聞こえてくる。
いわば、いじらせることと、なにもしないこと、両方からエモーショナルに働きかけてくるサイトになっているのである。
20060507
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サムネイルはユーザーフレンドリ |
"Tarun Khiwal's Photography"
インドの写真家、Tarun Khiwal の website。写真家の公式サイトらしいギャラリー構造をミニマルかつグリッドを使ったサイトのデザインで実現している。
このサイトで注目したいのは、各写真を見る際に上部に出てくる“数字”をマウスオーバーすることで出てくるサムネイルイメージ。
写真などのイメージはローディングに時間がかかり、ページからページ、写真から写真といった遷移は結構うざったい。一方、そうして出てきた画像が大したものでなかったり、自分が目標とするものでなかったりして興ざめ、なんてことは結構ある。しかしそんなときにこうしたサムネイルを、ユーザーにとってすばやく画像を見せるために使うのは非常に優しいサイトづくりにつながるように思えるのだ。
20060503
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「定期購読」するウェブサイト |
"ハブラシ:歯とおくちのしあわせマガジン"
昔から、Web-zine、e-zineと呼ばれるものはあったが、ここしばらくはあまりそういうコンセプトのものは見られない。でも久々にそういうものが登場。サンスターが実施するこのサイトがそれ。
内容は雑誌というよりも、歯科医によく置いてある小冊子に近く、子供向けにもわかりやすい内容になっている。
派手な演出は無いがテンポのいいストーリー構成で、ハミガキの大切さをうまく伝えている。
また、サイト内のコンテンツとしては、[ママ、ハミガキできたよ!カレンダー]や[バイバイばいキング]という絵本など、ハミガキのターゲット=幼少児に合わせたものをしっかり設置しているのもいい。
20060502
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ブランドイメージをウェブサイトで変える。 |
"Uniden Direct"
安さ追求型戦術で来ていたユニデンのサイトは、これまでは目も当てられないほど酷かった。ユーザビリティ/デザイン...あらゆる側面で。
しかし今回のサイトは思い切り方向転換。ウサギをモチーフにした白基調のサイトがこれまでとは違う上品さと親しみやすさをかもし出している。
ウサギの動画の使い方が、何気ないが上質でよい。
いや、これはユニデンのイメージ変わるわ。
20060501
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音でキタか。 |
"Coke,Please!:擬音会議"
珍しい、「音」で攻めているサイトです。コカ・コーラといえば「しゅぽっ!」「ぽん!」「しゅわーっ!」とかいう「音」にもブランド想起の要素があるので、非常にいい着眼点です。素晴らしい。
ただ、音声にフォーカスを合わせると、Webの場合多少間延びをしてしまうということがあります。このコンテンツでもやはりそう感じてしまいますが、きっとそれを解消するためには、それぞれのコンテンツに「フレーム」を設けて、ユーザーを「見る」モードのスウィッチを入れさせること、及び、タイムフレームを設けることで本来は解消できます。そこがあればほぼ完成だったんですけどね。
あと、せっかくの音声コンテンツなので、podcasting なども用いて、スネークマンショー風に仕立て上げるのもよかったでしょう。司会は伊武雅刀さん、あたりで。。。
いいコンテンツなのですが、Webなりのインターフェースづくり、ユーザーとの接点づくりに詳しい人がもうちょっとモディファイすると完成、でしたね。
でもいいですよ、ほんと、このサイト。よくCokeでここまで遊べましたね。
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モードを切り替えてあげること。 |
"Nuevo Megane"
新しいルノー・メガーヌのサイト。
画面中心部で展開されるトイ・ストーリーばりの 3DCGアニメを起点として、ストーリーがそれぞれ枝分かれしていく構造になっている。
また、その枝分かれしたストーリーに飛ぶと、それぞれにあわせたトーン&マナーになっているのも抜かりない。
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これでも充分たのしい。 |
"CARLITOPOLIS"
サイト来訪者を楽しませるにはホンのちょっとのお遊びとアイキャッチがあればいい。
ハムスターのアニメとメニューをマウスオーバーしたときのちょっとした仕掛けが、他になにもないコンテンツながら、秀逸。
20060430
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リクルーティングサイトでブランディングをちゃんとする |
リクルートが「リクナビ」を始めて以降、就職活動は100%インターネットを利用するようになった。そのため、企業のリクルーティングwebsiteも彼らに向けたブランディングを意識するようにしなければならない。博報堂は以前から学生向け会社案内を作るのがうまかったが、ようやく今年、そのレベルに達したwebsiteが登場した。
制作は、博報堂 i-studio 。アートディレクションは、佐野研二郎か平野あたりかな?デザイナーは杉山か?
いや、このサイトはいいサイトだ。学生たちにも評判になるかな。どうするD???
このサイトで一番秀逸なのは"site map"のところ。なぜこのサイトが"e-musubi"なのか、よくわかります。あと、ScreenSaverがダウンロードコンテンツになってるのもいいね。学生君たちが自分のPCに入れてしまうかも。これも stickiness を高めるいいツールです。
※ちなみにデスクトップアプリケーションがもたらすブランディング/プロモーション効果については、僕の書いたこの号の宣伝会議をお読みください。